歯周病治療|東京歯周病吉田歯科クリニック|中野の歯医者|歯周病専門、インプラント専門

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歯周病治療

歯周病治療|東京歯周病吉田歯科クリニック|中野の歯医者|歯周病専門、インプラント専門

歯肉炎と歯周炎について

歯周病治療

歯茎から血が出る、歯茎が腫れた、歯がグラグラ、それは、歯周病かもしれません。放置していれば、歯周病は早く進行していきます。一刻も早く、進行を止めなければなりません。当院では、クリーニングですむ軽度の歯肉炎から徹底的に治療が必要な重度の歯周病までしっかりと治療いたします。

歯肉炎とよく耳にすることがあると思いますが、歯肉炎とは単純に歯垢など汚れが溜まり放置しておくことで起こる歯茎の炎症のことです。通常48時間汚れを放置しますと炎症が起こります。この段階ですと、単に綺麗にすれば、元の健康な状態の歯茎に戻ります。 歯周炎とは、歯肉炎の進行形です。歯肉の炎症を放置したままにしておくと炎症が骨にまで波及し、骨を溶かしていきます。骨に炎症が及んだ状態を歯周炎と解釈して良いと思います。一度溶けてしまった骨は元に戻ることはないため、しっかりと治療して進行を止めることが大事です。場合によっては骨を再生させる治療もございます。放置しておくと歯を支える骨がなくなり、広範囲に渡って抜歯することになる場合もございます。 歯周病は、ほとんどのケースで痛みもないため自覚することが難しい病気です。

歯周病治療の流れ

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診査、診断で歯周病の進行の程度を把握します。歯周ポケットの深さを全ての歯茎ではかり、その際に歯肉からの出血がないか確認していきます。歯がどの程度揺れているかもチェックします。レントゲン写真を撮り、実際の骨の吸収がどの程度進んでいるのか確認します。

2

スケーリングという治療に入ります。これは歯茎の上の歯石(歯垢が石灰化して硬くなったもの)を超音波スケーラーという機械を用いてまとめて除去していきます。スケーリング後は、歯茎の治りをみるために2週間ほど待つことになります。

3

再検査にて、再び歯周ポケットを測定し治り具合をチェックします。この時、まだ深い歯周ポケットがある部位は、次の治療ステップに進みます。

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SRPという処置になります。深い歯周ポケットに専用の器具を入れて手作業にて歯石を取り除いていきます。痛みを伴うこともあるので、麻酔をして行うのが一般的です。程度によって治療回数は変わります。2週間ほど治りを待ちます。

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再検査にて、歯周病の治り具合をチェックします。この時点で、ほとんどの歯周ポケットは改善されているはずなのですが、それでも改善が少ない部分に至っては、歯周外科と言われる処置に進むことがあります。また、必要に応じて揺れている歯を接着剤などで他の歯と連結固定したりします。

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その後、定期的な歯周検査とクリーニングで、歯周病が進行していないかをチェックしメインテナンスしていきます。基本的には3ヶ月に一度程度の頻度で行われます。定期検診毎に、歯磨きがしっかりできているかなどもチェックしていきます。

歯周基本治療

外科治療前のステップをお見せします。

治療前

治療前

治療前

治療後

治療後

治療後のメリット・デメリット

メリット 炎症がひき、悪い部分がよくわかる。
デメリット 稀に歯がしみるようになるが、徐々に引いてくる。

歯周病治療の外科治療

フラップ手術

歯周外科処置とは、SRPにて器具が届かないもしくは届きづらい部位に対して行う処置で、歯茎を切開し、直接歯石を見て取っていく外科処置になります。もちろん麻酔をして行います。

歯周組織再生療法

歯周組織再生療法とは、歯周病で失ってしまった骨を特殊な材料(主に歴史の長いストローマンのエムドゲインゲルEMD)を使って再生させる処置になります。新しい日本製の材料をご希望の方は、リグロスという製品もございます。歯周組織再生療法は適応となる症例は全ての症例というわけにはいきませんが効果は絶大です。歯周外科処置に準ずる処置で歯茎を切開し、歯石を取り除いた後に薬剤を入れて治りを待ちます。エムドゲインゲルは、通常では起こらない骨の治りを促すもので技術的にも経験とノウハウが必要です。また、歯周組織再生療法を行った部位は徐々に再生するため、年単位の時間をかけて治っていきます。もちろん個人差はあり治りが早い方もいらっしゃいます。写真の症例ですと3ヶ月もすれば治りを視覚でレントゲン像にて確認が取れます。この治療では、数年単位で失われた、骨を取り戻すことができるため、非常に大きなメリットがあると言えます。つまり重症のケースも中等度から軽度に戻ると言ってもいいかもしれません。

症例(歯周組織再生療法)

症例①
歯周組織再生療法 症例①治療前 治療前
歯周組織再生療法 症例①治療後 治療後
症例②
歯周組織再生療法 症例②治療前 治療前
歯周組織再生療法 症例②治療後 治療後
症例③
歯周組織再生療法 症例③治療前 治療前
歯周組織再生療法 症例③治療後 治療後
メリット 失われた骨を再生して、より歯周組織の安定を図ることができる。
デメリット 維持のため継続的なメンテナンスやしっかりしたブラッシングが必要。再生の効果が出るまで少なくとも数ヶ月時間がかかる。
治療回数 1回(上記症例3つ共通)
費用 110,000円(税込)(上記症例3つ共通)

FGG CTG(遊離歯肉移植術、結合組織移植術)

下がってしまった歯茎が気になる場合、上顎の口蓋という部分からご自身の歯茎を切り取り、その歯茎を下がってしまった歯茎に移植します。治療効果は、歯茎の下がり具合によりますが、場合によっては、元どおりに近い見た目に戻すことも可能です。 歯周病の進行具合のチェックは、アメリカ歯周病学会にて提供されているチャートを使用し評価いたします。最新版の評価システムになりますので、偏りなくより正確に進行具合を確認することができます。

症例(結合組織移植術)

結合組織移植術 症例①治療前
治療前
結合組織移植術 症例①治療後
治療後
結合組織移植術 症例①治療前
治療前
結合組織移植術 症例①治療後
治療後
メリット 見た目の改善が図れる。
冷たいものがしみにくくなる。
デメリット 特になし。
費用 55,000円(税込)

インプラント治療をする前の歯周病治療

歯周病を治さずに、インプラントの治療に入るとその成功率が10%下がってしまいます。現在、9割後半と言われているインプラント治療の成功率が8割程度に下がってしまいます。その原因は諸説ありますが、やはり汚れの多い状態ではインプラントに悪い影響があるようです。インプラント治療をされる前も後も、歯周病のケアは大事です。インプラント治療をされる際は、一連の歯周病治療を完結することが第一です。歯周病の治療がしっかり終わって管理もしっかりとできている場合や、もともと歯周病でない場合は問題ございません。

歯周病と根管治療

歯を失う原因は、歯周病が一番多いと言われています。歯を支える骨が失われることが原因です。グラグラして最終的に抜けてきてしまいます。歯周病に併発する形で、歯の根の病気があると、歯の根の部分から骨が溶けて失われていき、最終的に歯周病で溶けた部分と上と下で繋がってしまいます。こうなると限りなく抜歯という選択肢に近くなりますが、どうしても抜歯は嫌だという場合はチャレンジにはなりますが、根管治療完了後に歯周病治療をして、歯周組織再生療法など可能な限り手を尽くしていくことになります。しかし、残念ながら抜歯となるケースも多くございます。歯周病と根管治療、2つの治療を行うので治療期間が長くなります。しかし、残せるものは残していきたいところです。

外科処置をしていかない場合の歯周病治療

外科処置は怖いなど様々な理由で、歯周ポケットが深い部分に歯周病の外科手術を行いたくない、もしくはできない場合は、その深い歯周ポケットを高頻度で超音波スケーラーなどの器具で綺麗に洗い流す必要があります。学術的には2週間に一度を推奨されていますが、現実的ではないので、少なくとも1ヶ月に一度の頻度で通っていただいて綺麗にクリーニングする必要があります。経験上ではありますが、月に一度クリーニングされていれば、概ね歯周病は進行せずに、現状を維持できる可能性があります。もちろんですが、しっかりとご自身にて普段から歯ブラシを怠らずにしていただく必要があります。しかしながら、歯周病の進行を止められない深い歯周ポケットもございます。

東京歯周病吉田歯科クリニック 院長挨拶

歯周病が気になる、歯周病でお困りの方、抜歯をしたくない、重度の歯周病、虫歯だけれども安心して通える歯科医院をお探しの方など、歯科に関するお悩みを解決いたします。患者さんのご要望に寄り添った無理のない治療計画。エビデンスと経験に基づいた、患者さん主体のカスタマイズされた治療をご提供致します。一般治療の小さな虫歯治療から、大掛かりな治療まで 対応しております。お気軽にご相談ください。学生時代の所縁の地である中野での開業となりました。厚くお礼を申し上げます。

東京歯周病吉田歯科クリニック院長
吉田 守男

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