ヨーロッパ歯周病学会を視察してまいりました。|東京歯周病吉田歯科クリニック|中野の歯医者・歯周病専門・インプラント専門

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ヨーロッパ歯周病学会を視察してまいりました。|東京歯周病吉田歯科クリニック|中野の歯医者・歯周病専門・インプラント専門

ヨーロッパ歯周病学会を視察してまいりました。

 

ヨーロッパ歯周病学会(European Federation of Periodontology)を視察してまいりました。私が歯周病に関心を持ち始めた研修医の頃から、もう17年ほど経ち、その間様々な、歯周病学会に参加してまいりました。歯学部を卒業後に日本では、日本歯周病学会、日本臨床歯周病学会に、さらに2010年にはアメリカ歯周病学会にも足を運んでいたのを思い出します。今回は、今までに一度も参加したことのない、ヨーロッパ歯周病学会に参加してまいりました。今回のEFPへの参加で、実は、ローロッパに初めて足を踏み入れることになり、内心、学会もそうですが観光も楽しみにしておりました。オーストリアとは、なかなかいい響きの開催会場ですね。今までは完全にアメリカの歯周病学会にどっぷりと浸かっておりましたが、新しい風を入れようと、今回、二階堂先生に誘われたのも相まってついにEFPに参加することにしました。さて、読者の方は若手の歯医者の先生方が多いと思われますので、まずは海外の学会とはどうなのかな、ということからお話しできればと思っております。実際にアメリカの学会に毎年参加して思うことは、必ず何かしらの情報のアップデートがあります。昨今ですと、インプラント周囲炎の取り扱い、全身の健康管理に関するトピックなど、もはや歯周病の治療というよくある教科書の範囲を超えておりますので、学会中のどの会場に行っても、勉強することがある。と、いった状況に特に若手の方はなることは間違いありません。もっといろんなことを学びたいと、そういった向上心、好奇心をお持ちの方は、思い切ってまずは参加をすることが大事です。何事にも最初がありますからね。私は2019年からアメリカ合衆国のフロリダ大学の歯周病インプラント科に3年間の臨床留学をしておりアメリカ歯周病学会(AAP)には詳しく、いよいよヨーロッパの歯周病学会に進出してその内容を紐解いていければと思っております。さて、肝心の内容ですが、まず目を引いたのは、ライブサージャリーがあるというところでした。リアルタイムでインプラントや歯周組織再生療法などの外科処置を結合組織移植術などを交えて、2から3時間ほどの制限時間内で完成するのを見ることができます。これは画期的で実際に上手いクリニシャン(歯医者の歯周病インプラント専門医)の手術を見ることができるので、特に若手の歯科医師には目から鱗ではないでしょうか。日本では専門医の先生のところに見学に行かないと見られないような内容を最初から最後まで見られるわけです。ちなみに当院でも見学受け入れていますよ。しかも、毎日朝に開催しておりますので、モチベーションが上がったまま、1日を過ごすことができること間違い無しでしょう。その他、共産企業のセミナーもございまして、企業が提案する新たな術式や製品紹介なども、海外ならでは制約のない雰囲気で受けることができます。日本でまだ未発売の製品を試したりできるなど、面白いですよ。あと、これは英語力を要しますが、学会終了後に著名な先生と直接お話ができるイベントが用意されています。英語に自信がなくても留学した先輩の歯医者の先生を頼って、是非、チャレンジしてみて下さい。その他、全身の細菌の管理についてまとめるなど、AAPとEFPが協賛して行われるセッションもあり私としましても今後の展開が楽しみです。色々とみていると、自分の方が上手いのではないかと正直いつおもうのですが、次回は自分が発表者に推薦されるように今から準備をしておきましょう。

 

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